こんにちは、はるです。
着物を着たいと思っている人や、初めの1歩を踏み出した人に立ちはばかる壁のひとつに「帯締めって結局どんなのを選べばいいの?」ということがあると思います。
何を隠そう、私もその中の一人でした^^;
丸かったり、平べったかったり、帯締めとひとくちに言っても色々な形があるし、色や質感も様々でややこしいですよね…。
今回は、帯締めにはどのような種類があるのかを解説し、その中でも初心者に特におすすめの1本をご紹介します。
帯締めの種類は大きく分けて4種類
帯締めには大きく分けて、ロープのように紐が編まれてできているタイプと、そうではないタイプに分類されます。
現代の帯締めは紐で編まれてできているタイプが主流で、編まれているものはさらに3つのタイプに分けられます。
平べったい帯締め:平組
平組の帯締めは、平べったくてまるで「きしめん」のような形状をしています。
帯締めの中では最もポピュラーな形状で、金や銀が入っていればフォーマル用に、入っていなければ普段着用に使用します。
またその太さが太いほど、フォーマル度は高くなるという特徴を持っているんですよ。
帯にピッタリと寄り添ってくれるので、とても結びやすいタイプの帯締めです。
平たい形状なので、捻じれたり結び方が間違っていたりした場合に目立ちやすくなってしまいます。
丸っこくてロープのような帯締め:丸組
丸組はその名の通り、丸いロープのような形状をしている帯締めです(もちろんロープよりずっと繊細に組まれています!)。
金や銀が入っているものはセミフォーマルの場で使用できます。振袖には、華やかな装飾が施された丸組の帯締めが使われることが多いですね。
裏表がないため、初心者でも失敗の少ない帯締めです。
結んでいる途中でくるくると回ってしまい、結びたい高さからズレてしまうことがあります(私だけでしょうか??)
ふんわりと厚みのある帯締め:角組(冠組)
一見すると平組に似ていますが、ふんわりと厚みのある平らな帯締めを角組といいます。
角組の中でも代表的なものが、冠組(ゆるぎぐみ)と呼ばれている種類の帯締めです。
冠組の帯締めは、セミフォーマルからカジュアルまで使用できる万能選手なんですよ。
適度な伸縮性があり、締めやすいうえに緩みにくく初心者でも扱いやすいです。
裏表が分かりづらく、うっかり間違えやすいところが難点です。
冠組の帯締めは、真ん中にまっすぐラインが入っているように見える方が表です。
布製で筒状の帯締め:丸くげ
丸くげは、紐が編まれているのではなく、筒状の布の中に綿が詰まっている状態の帯締めです。
現代では花嫁や七五三で使用されることが多い帯締めなんですよ。
その他にもアンティーク着物に合わせるととっても可愛いです^^
初心者が最初の1本を選ぶなら冠組の帯締めがおすすめ!
着物初心者が1本めの帯締めを選ぶなら、断然冠組の帯締めがおすすめです!
冠組の中でも特におすすめなのが「五嶋紐(ごとうひも)」の冠(ゆるぎ)シリーズです!
実際に私も持っていますが、大活躍していますよ!上の写真では小紋に合わせてカジュアルに装っています^^
特に最初の1本は、セミフォーマルにもカジュアルにも使えるように淡い色目を選ぶのがおすすめです。
本当に締めやすい帯締めなので、迷った時などはついつい冠組の帯締めに手が伸びてしまいます。
もう一度書いておきますが、裏表だけは間違えないように気を付けてくださいね。
真ん中に一本ラインが入っているように見える側が表です。
まとめ
帯締めにも様々な種類がありますが、締めやすさと合わせられるシーンの多さから、初心者には淡い色目の冠組の帯締めがおすすめです。
1本めは冠組がおすすめですが、2本め以降はぜひ自分の好きな形や色の帯締めを選んでくださいね。
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