こどもの写真を撮るコツ

【徹底解説】ニューボーンフォトを自宅でセルフ撮影する方法・カメラ初心者でもOK!

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アイキャッチ

こんにちは、はるです。

近年人気が高まっているニューボーンフォト。

待望の赤ちゃんが生まれたらぜひ撮ってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

でも、生まれたばかりの赤ちゃんを写真館などに連れ出すのは不安です。

実は、ニューボーンフォトは自宅でも撮影することができるんです。

この記事ではフォトグラファー歴16年で2児のママでもある筆者が、ニューボーンフォトを自宅で撮影するための準備や手順などを徹底解説しています。

ご自宅でニューボーンフォトの撮影を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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自宅でのニューボーンフォトはいつ撮影する?

手足

自宅でセルフニューボーンフォトを撮影する一番のメリットが、撮影時期や時間帯を自由に決められるという点です。

そのメリットを最大限活かして、ベストなタイミングを見計らって撮影に臨んでくださいね。

新生児期のなるべく早いうちに撮影する

ニューボーンフォトの撮影は、生後1か月以内のなるべく早い時期に行うようにしましょう。

  • 理由その1
    生後1か月を過ぎた頃にはお宮参りの撮影が控えているため
  • 理由その2
    新生児ならではの可愛い姿を写真にしっかりと残しておきたいため

新生児育児でクタクタになっているとは思いますが、ここはひとつ頑張りましょう!

午前中のうちに撮影する

自宅でニューボーンフォトを撮影するならなるべく午前中のうちに、遅くても14時までには撮影が終了するようにしてください。

  • 理由その1
    光の状態が安定しているため
  • 理由その2
    赤ちゃんのご機嫌は午前中の方が良いことが多い傾向にあるため
  • 理由その3
    冬場は特に、夕方以降は冷え込むため

赤ちゃんのご機嫌や太陽光の状態・気温などの条件をトータルして最も撮影に向いている時間帯が午前中なのです。

撮影がどうしても夕方以降にずれ込んでしまう恐れがあるときには、日程を検討し直しましょう。

ニューボーンフォトを撮影するためのカメラ周り

カメラ周辺機器

ニューボーンフォトを撮影するカメラは基本的には何でもOKです。

よりクオリティの高いニューボーンフォトを目指すのであれば、一眼レフやミラーレス一眼・コンデジなどの使用がおすすめです。

カメラの設定はどうしたらいい?

一眼やコンデジを使ってニューボーンフォトを撮影する際の撮影モードは、基本的にはプログラムオート(全自動)でOKです。

背景を大きくぼかしたい時には絞り優先モード(Av・Aモード等)に設定し、絞り値(画面に出てくる小数点が付いた数字)をできるだけ小さく設定しましょう。

使用するレンズのおすすめは?

レンズ交換式のカメラを使用する場合、レンズは35mm~85mmくらいでの撮影をおすすめします。
(使用しているカメラの機種にもよります)

ズームレンズを使っているなら、レンズのズームリングをぐるぐる動かして該当する数字に合わせましょう。

自宅でニューボーンフォトを撮影するために必要な準備

布とかいろいろ

自宅でのニューボーンフォト撮影は、あらかじめ念入りに準備をしておくことが必要です。

可能であれば、出産前に一通りの準備を済ませておきましょう

なぜなら、出産後の日々は本当にめまぐるしく過ぎていき、気付いたら1か月が過ぎていた…なんてことになりかねないからです。

また、生まれたばかりの赤ちゃんはとってもデリケート。撮影は素早く手際よく終わらせたいからという理由もあります。

撮りたいイメージを決める

まずはネットなどで、撮影したいニューボーンフォトのイメージを集めましょう。「ニューボーンフォト」で画像検索をすると、たくさんの写真が出てきます。

「自分に撮れるかどうか」より「こんな写真を残してみたいなぁ」という気持ちでイメージを探してくださいね。

自分に撮れるかどうか不安でも、準備を進めていくうちに自信がついてくることもありますよ。

撮影する場所を決める

撮りたいイメージが何となく固まってきたら、実際に撮影する場所を決めましょう。

  • 自然光がたっぷり入る室内
  • 最低でも2畳分くらいのスペースが確保できる場所
  • 写真の明るさが全体的に均一になるように、窓から少し離れた場所

窓からたっぷりと自然光が入り、照明をつけなくてもじゅうぶんな明るさがある部屋をチョイスしてください。

お部屋はなるべくなら広い方が良いですが、最低でも2畳分くらいのスペースは確保するようにしましょう。

カメラマンが良いアングルを探して動けるくらいの広さは欲しいですね。

具体的にはリビングや寝室などがおすすめです。

衣装や撮影に必要な小道具を用意しておく

撮影イメージが固まったら必要な作業のひとつに、衣装や小道具の準備があります。ここで重要なのが写真に写っていない部分の小道具準備です。

衣装やぬいぐるみなどは自分の好みで用意できますけど、それ以外に準備するものって何があるんでしょうか?

安全にニューボーンフォトの撮影を行うため、赤ちゃんの下に敷くものの準備が必要なんです

床に直接背景になる布などを敷いた状態で赤ちゃんを寝かせると、赤ちゃんにとっては固すぎてしまいます。

  • ベビー布団+背景になる布もしくは毛足の長いラグ
  • 赤ちゃんの身長より大きなビーズクッション+背景になる布

上記の例のように、背景になる布の下にクッション性のある素材を用意しましょう。
※ビーズクッションを使う際は、赤ちゃんが沈み過ぎないよう固めのものをチョイスしてください。

背景になる布は、シワが気にならないようなリップル生地(凸凹のある生地)・ワッシャー生地・二重ガーゼなどや、毛足が長めのラグがおすすめです。

ぬいぐるみなどを使ってリハーサルしておく

上記の準備が全て整ったら、ぬいぐるみなどを赤ちゃんに見立ててリハーサルしておくことをおすすめします。

新生児の身長はおよそ50cmくらいです。同じくらいの大きさのものを赤ちゃんに見立てると、画角や構図などのイメージが掴みやすいですよ。

頭の中だけでシミュレーションしているのと、実際に支度を整えて撮影をしてみたのとでは画角や写り方などがイメージと大きく異なっている場合があります。

そのイメージのズレをリハーサルの段階で修正しておくことで、本番はスムーズに撮影を進められるようになるのです。

リハーサルは撮影を予定している時間帯に行いましょう。時間帯が変わると太陽光の状態が変わり、写真の仕上がりにも影響してくるためです。

ニューボーンフォトを自宅で撮影する際の注意点

注意

生まれたばかりの赤ちゃんは非常にデリケートです。

自宅でニューボーンフォトの撮影をする際は、赤ちゃんの健康と安全を最優先に考えて行ってくださいね。

室温及び部屋の湿度を赤ちゃんファーストに保つ

ニューボーンフォトを撮影するとき、衣装によっては赤ちゃんがかなり薄着の状態になることが考えられます。

撮影する衣装を着た状態で赤ちゃんが快適に過ごせるように、室温と湿度の調節をしておきましょう。

  • 秋~春の室温は20度~25度
  • 夏の室温は25度~28度
  • 湿度は年間通じて60%

撮影前に授乳&オムツ替えを済ませておく

撮影は赤ちゃんのご機嫌を保ったまま(もしくは寝ている状態)で済ませたいものです。

赤ちゃんが泣く原因には「空腹」と「オムツが濡れて気持ち悪い」が含まれています。このふたつのリスクをあらかじめ無くしておくことで、スムーズに撮影が進む可能性が高まります。

撮影前には授乳とオムツ替えを済ませておきましょう。

撮影中に吐き戻しが起こらないよう、授乳後に少し休憩を挟んでから撮影を開始することをおすすめします。

撮影は極力短時間で済ませる

長時間にわたる撮影は生まれたばかりの赤ちゃんにとっては大きな負担になってしまいます。赤ちゃんへの負担を最小限にとどめるために、撮影は極力短時間で済ませるようにしましょう。

できれば30分程度で、どんなに長くても一時間以内には収めたいですね。

どうしても撮影が長引きそうな場合は、2日間に分けて撮影をするなどの工夫をしてください。

カメラを赤ちゃんの上に落とさないよう細心の注意を払う

ニューボーンフォトでは、寝ている赤ちゃんを上から撮影するシーンもあるかと思います。

万が一カメラを持っている手が滑って、カメラを赤ちゃんの上に落としてしまったら大変です。細心の注意を払ってカメラをしっかりとホールドしましょう。

可能であれば首から下げられるストラップをカメラに付けて、ストラップを常に首に掛けたまま撮影してください。

ストラップを首にかけるイメージ
ストラップを首にかけるイメージ

首からストラップを掛けられない場合は、ストラップを手首に通して使用します。

ストラップを手首に通す
こんなかんじ。

長めのストラップの場合は、2周くらい巻き付けておくとより安心です。

万が一手からカメラが離れてしまっても、カメラが空中で留まるように持ち方を工夫してください。

赤ちゃんに無理な姿勢をさせない

ニューボーン

ネットでニューボーンフォトを検索すると、中には「新生児にこんな姿勢をさせて大丈夫なの?」と言いたくなるような写真も出てきます。

これは、プロが万全の対策を施して撮影している写真ですので、自宅でのニューボーンフォトでは決して真似をしないようにしてください。

具体的な写真の例を以下に挙げてみます。

  • 赤ちゃんが頬杖をついているように見える写真
  • 赤ちゃんが物思いにふけっているように見える(?)写真(すぐ上の写真みたいな感じです)
  • 布にくるまれた赤ちゃんが立っているように見える写真
  • 赤ちゃんがひとりで座っているように見える写真
  • 赤ちゃんがうつぶせに寝ていて、顔を上げている写真

上記のような特徴を持っている写真は、自宅では決して真似をしてはいけません

赤ちゃんを支えているスタッフの手を後から修整で消しているパターンも存在します。

赤ちゃんの安全のため、自宅では赤ちゃんを仰向けで寝かせた状態で撮影しましょう。

ニューボーンフォトの撮影アイデアと撮り方のヒント4選

双子ちゃん
双子

自宅でいい感じのニューボーンフォトが撮れるイメージはなかなか掴みづらいかもしれません。

実際に自宅でも撮影ができるニューボーンフォトのアイデアをご紹介します。

全身を入れた定番ショット

おひな巻き
ビーズくっしょん
赤ちゃんの真上からカメラを構えましょう。

赤ちゃんの全身写真は、まず真っ先に撮っておきたい写真です。

お洋服から足が出ていなかったり、おくるみにくるまれたりしているので、新生児期の全身写真って実は少なくなりやすいんです。

  • 全身をバランスよく画面の中に収めましょう。
  • 真上から撮影する場合、レンズ面と赤ちゃんが平行になるように。赤ちゃんのおへそ~胸のあたりでカメラを構えます。
  • 使用するレンズの焦点距離は、35mm~70mmくらいがおすすめです。

※ビーズクッションの上に赤ちゃんを寝かせる際には、転落や窒息を防止するために必ず大人がもう一人見守るようにしてください。

おくるみは「ニューボーンフォト おくるみ」で検索すると可愛いアイテムがたくさん出てきますよ。

可愛い小物を周囲に置いてみる

装飾たくさん
メルヘン

簡単に可愛いニューボーンフォトを撮る方法として「周囲を可愛いものたちで囲む」があります。

可愛い赤ちゃん×可愛い小物なので可愛い要素しかありません。

ぬいぐるみや造花・レースなどで可愛い世界を作り上げちゃいましょう。

写真立ての中に赤ちゃんの名前や生年月日、出生体重などを書いたものを入れてもGOODです。

  • 小物の色調に統一感を出すと赤ちゃんが引き立ち、画面がスッキリまとまります。
  • 全体の写真だけではなく、アップや横顔など画角やアングルを変えた写真も撮っておきましょう。
  • 使用するレンズの焦点距離は、35mm~70mmくらいがおすすめです。

おててなどのパーツをクローズアップ

おてて

おててやあんよ、おくちなどのパーツをアップで撮るのも可愛いです。

パパやママの手足と一緒に写すと赤ちゃんのサイズ感が分かりやすい写真になりますよ。

  • ピントはおててやあんよなど、パーツに合わせましょう。
  • パーツの可愛らしさが引き立つように、背景はシンプルにまとめてください。
  • 使用するレンズの焦点距離は、50mm~85mmくらいがおすすめです。自分が赤ちゃんに近付いて撮るのではなく、少し離れた距離からカメラをズームして撮ると背景がボケていい感じに写ります。
おてての撮り方

マリッジリングを一緒に写し込み「夫婦の愛」を表現

マリッジリング

赤ちゃんの手足に、パパとママのマリッジリングを持たせて撮影するショットも人気です。

夫婦の愛と、家族の絆を感じさせる素敵な1枚ですね。

  • カメラから2つのリングまでの距離は同じに保ちましょう。リングが前後していると、どちらかのリングはボケてしまう恐れがあります。
  • ピントはリングに合わせてください。
  • 使用するレンズの焦点距離は、50mm~85mmくらいがおすすめです。自分が赤ちゃんに近付いて撮るのではなく、少し離れた距離からカメラをズームして撮ると背景がボケていい感じになります。
平行

パソコンで上手く絵が描けなくて、手描きのヘタクソなイラストですみません…。

まとめ

しろくまと新生児

出産前から計画を立て準備をしておけば、ニューボーンフォトは自宅でも撮影が可能です。

新生児期は、生まれてからわずか1カ月間しかありません。

その貴重な姿をぜひ可愛い写真に残してあげてくださいね。

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