こんにちは、はるです。
着物について勉強をしていると「袷は10月~5月で単衣は6月と9月に着るもの」という知識が身に付きますよね。
けど正直10月や5月はまだまだ暑い…。
暑いのは嫌だけど着物は着たい…。
そういった時には何を着たらいいのでしょうか?
そんな疑問を解決するために、今回は着物の衣替えについてお話したいと思います。
※この記事はカジュアルな着物に焦点を当てています。フォーマルな着物には当てはまらないこともありますのでご注意くださいね。
結論:体感温度に合わせた着物を着よう
いきなり結論です。
その日の気温に合わせた着物を着たらいいんです。
ルールだからと言って、汗だくになってまで袷を着る必要はありません。
着ていて気持ち良いことが一番なのです。
だって周りは5月でも半袖を着ていますよね?
着物だから我慢しなくてはいけないなんて理不尽です。
そもそも「袷は10月~5月」というルールができたのは、日本が今よりもずっと涼しかった時代です。
毎年猛暑だと言われている現代にはマッチしていません。
体感温度に合わせると、5月に入ったらもう単衣でOKだと思います。
10月もまだまだ暑いので、単衣で過ごした方が快適です。
袷では暑そうだけど単衣はまだ早いかな?と思った時は、肌着・長襦袢・ストール・羽織りなどで調整するのがおすすめです。
洋服と同じように、季節に合わせて徐々に変えていけばOKですよ。
ヒートテックなどの温かいインナーは早めに脱ぐことをおすすめします!3月でも室内などは結構暑いです!
ただし、いくら暑いからといって5月に薄物や浴衣を着るのはちょっと違うかな?とも思います。
その日の気温に合わせつつも、季節感を損なわないような装いが素敵ですよ。
衣替えの基本的な考え方
「その日の気温に合わせて着ればよい」とは言いましたが、基本的なルールを知っていることは大切です。
基本をきちんと理解したうえでアレンジするのと、基本も何も分からないまま適当にしてしまうのでは大違いだからです。
衣替えの基本的な考え方について、ここでおさらいしておきましょう。
袷:10月~5月ごろ
袷の着物は、基本的に10月から翌年の5月ごろまで着用します。
洋服の言葉で言うと”冬物”ですね。
ウールのセーターや、裏起毛のスウェットといったイメージが近いと思います。
全体的に裏地が付いているので風を通しにくく、温かいことが特徴です。
単衣:6月と9月ごろ
単衣は6月と9月ごろに着用します。
季節の変わり目に着用するので、洋服で言う”合服”ですね。
ロンTをイメージすると近いですね。
裏地が付いていないので、袷と比べると軽くて涼しいです。
薄物・浴衣:7と8月ごろ
薄物や浴衣は盛夏に着用する着物です。
ノースリーブなどと同じで、真夏の装いです。
薄物は透け感のある着物で、見るからに涼しげです。
浴衣はご存知の方も多いと思いますが、長襦袢や足袋を着用しないため非常に涼しい装いとなります。
まとめ
着物の衣替えのルールはややこしいけど、私は洋服と同じように考えてOKだと思います。
とはいえ着物は四季のある日本の大切な文化です。
体感温度に合わせながらも、季節感を意識した装いができるといいですね^^
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