こんにちは、はるです。
動き回る子どもの写真を撮るのってとっても難しいですよね。
全然カメラの方を見てくれなくて、カメラ目線の写真がなかなか撮れません…。
子どものカメラ目線の写真を撮ることは、実はプロでも難しいんです。
他人であるプロカメラマンでも難しいんだから、親御さんの撮影ならなおさら。
ましてやカメラ目線で笑顔の写真なんてハードルが高すぎですよね。
そこでこの記事ではフォトグラファー歴16年で2児の子どもを育てている筆者が、子どもの写真を撮るときにカメラ目線に誘導する方法を解説しています。
お子様が自然な笑顔でカメラ目線になっている写真を撮りたいパパやママはぜひ参考にしてみてください。
子どもがカメラ目線になるテクニック
子どもをカメラ目線に誘導するポイントは、子どもが思わずカメラを見たくなることをしたり言ったりすることです。
ここでは子どもが思わずカメラを見たくなるような声掛けのテクニックを4つご紹介します。
カメラを構えたまま普通に話しかける
まずひとつめのテクニックが「カメラを構えたまま普通に話しかける」ことです。
撮影者はカメラを覗くのではなく、子どもと直接目を合わせながら会話をすること
撮影者がカメラをのぞき込み構えていると、子どもにも「写真を撮っている」ということが伝わります。
撮ってることが分かるとあえてそっぽを向きたくなる子も多いですよね。
そのため「写真を撮っている」ということを悟られないように、普通に会話をしながら撮影してみてください。
あらかじめ構図を合わせておき、動かないようにしっかりとカメラをホールドしたら子どもと会話を楽しみます。
シャッターチャンスは会話の中で子どもが柔らかい表情になったときです。
子どもと目を合わせたまま、そっとシャッターボタンを押しましょう。
※撮影者と会話をしている状態のため、カメラ目線より若干上を見ている感じに撮れることが多いです。目がなくなるくらい大笑いしている表情なら、目線のズレがほとんど気にならない仕上がりになりますよ。
カメラの構え方はこちらの記事も参考にしてみてください。
「ママ(撮影者)どーこだ?」と聞いてみる
- 子どもがきょろきょろしていて目線が定まらないとき
- 複数の子どもを一緒に写真に収めたいとき
上記のような状況では、ママ(撮影者)を探してもらう声掛けが有効なケースがあります。
「ママ(撮影者の一人称)どーこだ?」と声をかけてみてください。
きっとみんな指をさして教えてくれると思います。
その後「ママ(撮影者)いたねー^^」などと声をかけ、ママ(撮影者)への注意を引きつけつつ指した指が下がるのを待ちましょう。
カメラ越しににらめっこをする
にらめっこができるようになる2歳~3歳以降は、カメラ越しににらめっこをしてみるのも良いですよ。
「あっぷっぷ!」の後はみんな変顔に忙しいと思いますが、撮影者が「ふふっ」と笑うと子どもも笑顔になることが多いんです。
ここでもポイントは、撮影者はカメラを覗かずに子どもと目線を合わせながらにらめっこをすることです。
あらかじめ構図を合わせておき、カメラを構えた手が動かないように意識しながらにらめっこをしてください。
パペットをチラつかせる
未就学児に割と効果的なテクニックが、カメラの後ろからパペットを登場させることです。
- パペットにご挨拶をしてもらう
- パペットが子どもの名前を呼び、お返事をしてもらう
上記のような方法で、子どもの注意をパペット(の下または横にあるカメラ)に引き付けるのです。
お気に入りのキャラクターなら、より効果が高まることを期待できますよ。
パペットがない場合は、小ぶりのぬいぐるみでもOKです。
子どもの写真をカメラ目線で撮るために控えたいこと
子どもを何とかしてカメラ目線に誘導しようと頑張っていても、実は逆効果なアプローチ方法があるんです。
しかもどれも普段やりがちな行動ばかり。
普段やってしまっていないかどうか、チェックしてみてくださいね。
「カメラ見て!」と繰り返し言う
カメラを見てほしいあまり、「カメラ見て!」「こっち見て!」と繰り返し言うのはむしろ逆効果。
「見て!」と言えば言うほど子どもはそっぽを向いてしまいます。
また、繰り返し言うことで子どもは飽きてしまい、余計にカメラを見てくれなくなってしまうのです。
「笑って!にっこりして!」とプレッシャーをかける
笑顔の写真が撮りたいからと言って「笑って!」とプレッシャーをかけるのはNGです。
笑えたとしてもぎこちない笑顔だったり、いつもの決めポーズが出てきたりといったことが起こります。
いつもの決めポーズでもOKならアリですが、自然な笑顔の写真を撮りたいのであれば「笑って」と声掛けをすることは避けたほうがよいでしょう。
ずっと同じアプローチを続ける
子どもがカメラ目線になるテクニックで紹介したテクを使い子どもがカメラを見てくれたとしても、同じアプローチを繰り返しおこなうことは避けましょう。
なぜなら子どもは飽きやすく、すぐに興味が他へ移ってしまうためです。
そのため同じことを続けていると、すぐに飽きてカメラを見てくれなくなってしまう可能性が高いのです。
断続的に子どもの興味をカメラへ引き付けておくためには、飽きさせないための工夫が必要です。
常に新鮮な気持ちでカメラの方を見てくれるように、ネタのストックはたくさんあると安心ですね。
また子どもがカメラ目線になるテクニックをより効果的にするために、カメラ目線ではない自然な写真を撮る時間を挟むのも効果的です。
カメラを意識しない時間があると撮影タイムの中にメリハリが付き、カメラ目線へ誘導するための声掛けがより効果を発揮しやすくなるのです。
まとめ
笑顔の子どもをカメラ目線で写真を撮ることは、非常に難易度が高いことです。
しかし撮影していると意識させないことや効果的にカメラの方を見るような声掛けをおこなうことにより、笑顔でカメラを見てくれる可能性が高まります。
この記事で紹介したテクニックを活用して、笑顔でカメラ目線のお子様を写真に残してみてくださいね。
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