写真の基礎知識

【初心者パパママ向け】子どもの写真を撮るためのカメラの選び方とおすすめ機種3選

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こんにちは、はるです。

こどもの写真をもっときれいに撮りたくてカメラの購入を検討しているけれど、どんなカメラを買ったらいいのか分かりません…。

カメラって色々な種類があって、どんなものを買えばいいのかよく分からなくて難しいですよね。

それにカメラは決して安い物ではないので、失敗したくないお買い物でもあります。

この記事では、フォトグラファー歴16年で2児の母でもある筆者が「子どもの写真をきれいに撮りたい」を叶えるためのカメラ選びのポイントを解説しています。

カメラの購入を検討している人は、参考にしてみてくださいね。

手っ取り早くおすすめを知りたい!という方は下のリンクをクリックしてください。

子どもの写真をきれいに撮りたいなら、おすすめはミラーレス一眼

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カメラ選びを始める前に「何を」撮りたいかをハッキリさせておこう

「新しいカメラが欲しい」

カメラの購入を検討し始めたらまず考えてもらいたいことは、そのカメラで主に何を撮りたいのかということです。

何を撮りたいのかが決まっていると
  • コンデジ、ミラーレスなど購入するカメラの種類を絞りやすい
  • 重要視する機能を絞ることができる
  • 望遠はどれくらい必要か、などレンズの種類を絞ることができる

膨大な種類のカメラの中から、自分に合う一台を探すのはとても大変です。

  • 主に撮りたい被写体(物・人・動物など)
  • 撮りたいシチュエーション(室内・夜景・運動会など)
  • 撮りたい写真のイメージ(背景をぼかしたい・遠くのものを撮りたい。など)

上記の項目をピックアップしてみましょう。

カメラには、大きく分けて3種類あります

カメラは、その構造から大きく3種類に分けることができます。

カメラの種類によって撮れる写真も違いますし、扱い方の難易度も変わってきます

カメラの購入を検討するのであれば、まずはどのカテゴリに属するカメラを選ぶか、を決める作業から始まります。

まずは3つのカテゴリについて解説したいと思います。

一眼レフ(デジイチ)

一眼レフというのはものすごく簡単に言うと、

「レンズに写った景色をそのまま光学ファインダーを通して見ることができる」カメラの事です。

なんのこっちゃ?ですよね…。説明下手でごめんなさい…。

光学ファインダーとは、いわゆるカメラの覗き穴のことです。

小難しい仕組みの説明は今は置いといて、「覗き穴から覗いた景色がそのまま写真に写るカメラ」という認識でOKです。

見分け方としては、

  • カメラ売り場でちょっとプロっぽい感じを醸し出している(実際に上位機種はプロ仕様のカメラです)
  • カメラの上部にファインダー(覗き穴)が付いていて、そこから実際の景色が見える(映像ではなく、実際の景色が見える)
  • レンズを外すと、ボディの中に鏡が付いている

という点です。

一眼レフの特長
  • ボディは比較的大きく、ずっしりとした重量感がある
  • レンズを取り外して交換することができる。
  • 交換レンズの種類が豊富なので、撮りたいイメージに合わせてレンズを選択できる
  • ハードな撮影にも耐えてくれる
  • バッテリーの持ちがよく、長時間の撮影にも耐えられる(光学ファインダー使用時)
一眼レフはこんな人におすすめ
  • これから本格的に写真を撮っていきたい人
  • ファインダーを覗きながら写真を撮りたい人
  • 野鳥やモータースポーツなどを撮りたい人
  • とにかく高画質できれいな写真を撮りたい人

プロも使っているカメラなので、実用的なアクセサリー類も豊富に揃っています。

一眼レフのデメリット
  • とにかく大きくて重いので、持ち歩くのが大変
  • ボディがゴツい機種が多く、無骨なイメージを感じやすい
  • レンズもそれなりに大きくて重いものが多く、総じて荷物が大変なことになる
  • ファインダーを覗いた景色では写真に写った時の色や明るさが分からないため、イメージと違う写真が撮れてしまうことがある。

カメラが大きくて重いということは、安定感があるということです。

この安定感、本格的に写真を撮りたい人には不可欠なものですが、気軽に持ち歩くにはちょっと大変かもしれません。

ミラーレス一眼(ミラーレス)

ミラーレス一眼は、見た目は一眼レフととてもよく似ています。

一眼レフとの大きな違いは、その名が示す通り「ミラーレス」であること。

つまり、レンズを外した時に一眼のボディには付いている鏡が付いていないことです。

鏡が付いていないため、光学ファインダーも付いていません。電子ビューファインダーや、カメラの背面にある液晶モニタに写る映像を見ながら撮影をします。

つまり、実際の景色が見える覗き穴は付いておらず、写った景色を映像として見ることのできるモニタが付いているカメラというわけです。

ミラーレス一眼の特長
  • 一眼レフと比べると、軽くてコンパクトなボディ
  • 見た目がオシャレでかわいい機種が多い
  • 一眼レフと同じように、レンズを取り外して交換することができる
  • 実際に写る映像を見ながら撮影できるので、失敗が少ない
ミラーレス一眼はこんな人におすすめ
  • 本格的な写真を気軽に楽しみたい人
  • 本格的な写真も撮りたいけど、持ち歩きしやすいサイズ感のカメラが欲しい人

手軽に本格的な写真を撮ることのできる機能性と、持ち歩きしやすいサイズ感を兼ね備えたカメラ。それがミラーレス一眼です。

ミラーレス一眼のデメリット
  • カバンに入れて気軽に持ち歩くには若干大きいと感じることも
  • 本格的に写真を撮りたい人は物足りなさを感じるかも

マニュアル露出でガンガン写真を撮っていきたい!という人は、ミラーレス一眼ではなく一眼レフを選ぶことをおすすめします。

コンパクトデジカメ(コンデジ)

コンパクトデジカメ(通称コンデジ)は、一眼レフやミラーレス一眼と違いレンズの交換ができない事が大きな特徴です。

コンデジの特長
  • とにかくコンパクトで軽い
  • レンズが外れないので、管理がラク
  • 気軽にスマホ以上のクオリティの写真を撮ることができる
コンデジはこんな人におすすめ
  • スマホよりきれいな写真を気軽に撮りたい人
  • 洋服やカバンのポケットに忍ばせて、サッと写真を撮りたい人

とにかく軽くて持ち歩きやすいので、スマホよりは高画質な写真を気軽に撮りたいな、という人に向いています。

コンデジのデメリット
  • 購入する価格帯の機種によっては、スマホで撮った写真とあまり変わらないクオリティの機種もある。
  • レンズの交換ができないので、撮影できるシチュエーションに限界がある
  • 背景を完全にぼかしたり、本格的な撮影をすることができない

本格的な撮影に少しでも興味があるなら、ミラーレス一眼や一眼レフを検討しましょう。

「子どもの写真をもっときれいに撮りたい」を叶えるカメラの選び方

カメラを選ぶ際に大切なのは「何を撮りたいか」という目的をはっきりさせるという事でしたよね。

では、「子どもの写真をスマホよりもっときれいに撮りたい」を目的としたときにどんなカメラを選ぶと良いのでしょうか。

最も重要なことは「持ってて楽しい、写真が撮りたくなるカメラ」ということ

カメラを選ぶうえでもっとも重要な事は「どこへでも持ち歩いて写真を撮りたくなるカメラかどうか」ということです。

「子どもを撮る」という目的はあっても、実際に持ち歩きたいと思えるようなカメラでないと「スマホでいっか」となってしまいやすいのです。

「持ち歩いて写真が撮りたくなる」カメラを選ぶことが、一番のポイントです

「とにかく持ち歩きたくなる」テンションの上がる見た目も大事

「持っていて楽しいカメラ」というと、やっぱり見た目も大事です。

子ども連れだとどうしても荷物が多くなりがちで、少しでも持ち物を軽くしたいと思うもの。

そんな状況でも「これは持って行きたい!」と思えるようなカメラをぜひ見つけてください。

  • 思わず首からぶら下げて歩きたくなる
  • ずっと眺めていたい
  • ずっと触っていたい

そんなカメラに出会えたら、写真を撮るのがもっと楽しくなります。

子ども連れに重要なのは「カメラの大きさと重さ」

子ども連れでお出かけする時は、おむつや着替えなどでどうしても荷物が多くなりがちです。

少しでも荷物を減らして、負担を減らしたいと思うのは自然な事。

そこで重要になってくるのがカメラの大きさと重さです。

いくら高性能なカメラでも、大きすぎたり重すぎて持ち歩きに負担を感じてしまうと、そのうちにそのカメラは持ち歩かなくなってしまいます

「カメラ持って行きたいけど…荷物になるのは嫌だからスマホでいっか」となってしまってはせっかくのカメラも宝の持ち腐れになってしまいます。

いつもの荷物にプラスしても負担にならない大きさと重さのカメラを選びましょう。

ズーム機能は要チェック

ズームレンズの写真

子どもの写真を撮ることが目的であれば、運動会や発表会の写真を撮る機会もあると思います。

そんな時にあると良いのがズーム機能。

一眼レフやミラーレス一眼なら、ボディと一緒に「ダブルズームレンズキット」を購入するのがおすすめです。

ダブルズームレンズキットとは、標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本がセットになっている商品のことです。

標準ズームレンズ

広い範囲が写る画角~目で見ているより少し大きく写る画角までのズームレンズ(18-55mm程度)。
コンパクトで持ち運びがしやすく、普段持ち歩くのにピッタリなレンズです。

望遠ズームレンズ

55-300mm程度のズームレンズ。目で見ているより少し大きく写る画角~遠くのものも大きく写る画角までのズームレンズ(55-300mm程度)。
やや大きめなので持ち歩くのは少し大変かもしれませんが、運動会や発表会の撮影に活躍するレンズです。

普段は標準ズームレンズ、運動会の時には望遠ズームレンズを使うといった具合に使い分けができるので便利です。

子どもの写真を撮るのなら、連写機能にも注目しよう

動きの速い子どもの写真を撮る時は、連写したものの中から良い物だけを残す方法がおすすめです。

また、運動会などを撮影する時にも連写機能を使う機会は出てきます。

そこでおすすめは、連写速度が速いカメラ・ある程度長時間連写ができるカメラです。

連写速度が速いカメラの方が、いい瞬間を逃さずキャッチできる可能性がより高まりますよ。

また、カメラの機種によっては長時間連写をしているとカメラの処理速度が追い付かなくなり、しばらく撮影ができなくなってしまうものもあります。

一秒間に何枚の写真を撮ることができるのか、またどれくらいの時間連写ができるのかという点をチェックしておくと良いでしょう。

速くて正確なAF(オートフォーカス)

何度も言いますが、子どもの動きは速いです。

こどもの動きの速さにピントを合わせる速さが付いていけないと、撮影していて非常にストレスを感じます。

AF(オートフォーカス)の速さ・正確さも子どもの写真を撮るうえでは重要なポイントになります。

「起動の速さ」は見落としがちだけど大切なポイント

意外と見落としがちだけど重要なポイントに、電源を入れてから実際に撮影ができる状態になるまでの時間があります。

子どもの動きはとにかく早いです。可愛い事をしていても、一瞬で飽きて別の事をしはじめます。

「今撮りたい!」という時になかなかカメラが起動しないとイラっとします。

なるべく電源を入れたらすぐ撮れるカメラを選ぶようにするとそのストレスを軽減させることができるのでおすすめです。

子どもの写真をきれいに撮りたいなら、おすすめはミラーレス一眼

筆者が考える「子どもの写真をきれいに撮りたい」パパやママにおすすめのカメラはズバリミラーレス一眼です。

ミラーレス一眼は、子育て世代がカメラに求める機能をほとんど満たしてくれているカメラなんですよ。

ミラーレス一眼をおすすめする理由
  • 軽量・コンパクトな機種が多く、荷物の多い子育て世帯でも持ち歩きやすい
  • 外観デザインがオシャレで可愛い機種も多く、持っていてテンションが上がる
  • 簡単な操作で、カメラ初心者でも本格的な写真を撮ることができる
  • レンズを交換できるので、様々な撮影シーンに対応する事ができる
  • 一眼レフと比べると、ボディもレンズも購入しやすい価格帯

カメラ初心者におすすめ!子どもの写真が撮りやすいミラーレス一眼3選

ミラーレス一眼には、初心者向けもモデルから中・上級者向けのモデルまでたくさんの機種があります。

メーカーによっても様々な特徴があるので、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。

カメラ選びの参考になるように、子どもの写真を撮るのに適したミラーレス一眼をいくつかご紹介していきます。

カメラを選ぶ時は、実際にお店へ行ってデモ機の操作をしてみましょう。「手にしっくり馴染む」という感覚も重要です。

とにかくオシャレで可愛い!いつも一緒にいたくなるカメラ OLYMPUS PEN E-PL10

公式ページはこちら

おすすめポイント
  • とにかくオシャレで可愛い見た目
  • コンパクトで持ち歩きもしやすい
  • 多彩なフィルター機能を搭載していて、写真の雰囲気をその場で指定できる。
  • プロの撮影テクニックをボタン一つで簡単に再現することができる、アドバンスフォトモードを搭載。
  • ボディ内手ブレ補整機能を搭載しており、手ブレを極限まで防いでくれる。

本格的な写真を簡単な操作で撮影することができ、カメラ=難しいの概念を払拭してくれる、初心者に寄り添ってくれるカメラです。

まさに動き回る子どものために作られたようなカメラ! SONY α6400

公式ページはこちら

おすすめポイント
  • 常に瞳にピントを合わせてくれるリアルタイム瞳AFを搭載。
  • 世界最速0.02秒の高速AFを実現。ピント合わせがめちゃめちゃ早い!
  • リアルタイムトラッキング機能を搭載し、動き回る子どもも高い精度で自動追尾してくれる。
  • 最高約11コマ/秒の連写機能で、撮りたい瞬間を逃さない。
  • 高解像4K動画記録で、動画も美しく残すことができる。
  • レンズのラインナップが豊富

とにかくオートフォーカス(ピントを合わせてくれる速度)が早いです。自動で追尾もしてくれるので、動き回る子どもの撮影にはピッタリのカメラです。

安心感がハンパない。伝統のEOSシリーズ Canon EOS Kiss M2

公式ページはこちら

おすすめポイント
  • 握りやすいグリップと、高い操作性。
  • 進化した瞳AFが、動いている被写体でも瞳にピントを合わせ続けてくれる。
  • ファインダー付きなので、本格的な撮影スタイルが楽しめる
  • 最高約10コマ/秒の高速連写で、撮りたい瞬間を逃がさない。

プロ仕様のカメラも作っているメーカーのミラーレス一眼なので、グリップがとっても握りやすくて操作性にも優れています

カメラらしいカメラを持ちたい!と考える人にはピッタリの一台です。

まとめ

子どもの写真をきれいに撮るおすすめのカメラはミラーレス一眼です。

しかし、ゆくゆくはもっと本格的に写真を撮りたい人は一眼レフの入門機の方が良いでしょう。

ポケットに入れてとにかく気軽に持ち歩きたい人にはコンデジがおすすめです。

自分の使用スタイルや目的をしっかりと見定めて、お気に入りの一台を見つけてくださいね。

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