こんにちは、はるです。
赤ちゃんの写真を撮るときに難しいことのひとつになかなかカメラを見てくれないということがあります。
どうやったらカメラ目線の写真を撮ることができるのでしょうか。
ただただ「こっち見てー」と呼びかけるだけではなかなか難しいのが赤ちゃんのカメラ目線。
いかに赤ちゃんの興味を引き付けて、飽きさせることなく撮影するかが重要なポイントになってきます。
そこでこの記事では、こども写真館での勤務経験もある筆者が赤ちゃんの写真をカメラ目線で撮る方法について解説します。
ここでご紹介しているのはプロの現場でも実際に使っていた方法ばかりです。ぜひお試しください。
新生児の写真をカメラ目線で撮る方法
生まれてから一か月以内の新生児は基本的に外出ができません。
必然的におうちでパパやママが写真を撮る機会が多くなるのではないかと思います。
しかし意外と難しいのが新生児をカメラ目線にして写真を撮ること。
眠っている時間も長いので、そもそも目が開いた写真がレアという難易度の高さです。
必然的に赤ちゃんが起きているときがシャッターチャンスとなるのですが、言葉が通じず目もハッキリと見えていない新生児の写真を撮影するときには光や音で視線を誘導してあげると効果的です。
※以下に紹介する方法は、全ての赤ちゃんにおいて効果的というわけではありません。いろいろ試してみて、その子に合った方法を見つけて下さい。
顔の向きをカメラに向ける
言葉も通じず、目もまだよく見えていない新生児の赤ちゃんをカメラ目線にするために、まずは顔の向きをカメラに向けてあげましょう。
両手で頭をそっと包み込み顔をカメラの方へ優しく向けてあげると、カメラ目線の写真を撮りやすくなります。
向きグセのある赤ちゃんは、普段顔を向けている方向から撮影すると上手くいきやすいのでおすすめです。
撮りたい構図に赤ちゃんを合わせるのではなく、赤ちゃんの向いている方に構図を合わせることがポイントです。
音の出るおもちゃを鳴らして視線を誘導する
新生児の赤ちゃんは、音の出る方に顔を向けることがあります。
赤ちゃんの顔の近くで音が出るおもちゃを鳴らし、おもちゃを徐々にカメラの方へ移動させてみましょう。赤ちゃんが音を追いかけてカメラを見てくれる可能性が出てきます。
派手な色のおもちゃを見せて視線を誘導する
生まれたばかりの赤ちゃんはまだよく目が見えませんが、全然見えていないというわけではありません。
視認性の良い原色で彩られたカラフルな色のおもちゃであれば「何か目の前にあるぞ」くらいの認識は可能です。
原色のカラフルなおもちゃを目の前にチラつかせ、それをカメラの前まで持ってくることで赤ちゃんの視線を誘導することができる可能性があります。
順光で撮影する
生まれたばかりの赤ちゃんは光のほうへ顔を向ける傾向があります。
撮影者が窓の近くなど光が射している方向を背にして赤ちゃんを撮影すると、光のほうに顔を向けた赤ちゃんがカメラ目線になってくれる可能性が高まります。
新生児期を過ぎた赤ちゃんの写真をカメラ目線で撮る方法
ここからは新生児期を過ぎた赤ちゃんの写真をカメラ目線で撮る方法について解説していきます。
新生児期を過ぎた赤ちゃんを撮るときには、いかに赤ちゃんの興味を引いて飽きさせないかが重要なポイントとなります。
ひとつの方法だけではすぐに飽きて興味を失ってしまう可能性が大きいので、複数の方法を組み合わせて使うことをおすすめします。
ネタが尽きたらローテーションするのもアリです。
赤ちゃんの個性や月齢によっても効果的な方法は変わりますので、色々と試してみてみてくださいね。
カラフルなおもちゃで気を引く
新生児期を過ぎた赤ちゃんは、だんだんと目も良く見えるようになってきます。
カラフルなおもちゃをカメラの周りで見せると「お、あれはなんだ?」とそちらの方向を見てくれるようになります。
音の出るおもちゃで気を引く
赤ちゃんは音の出るおもちゃも大好きです。
音の出るおもちゃを赤ちゃんの目の前に出し、それをカメラの方へ移動させると音を追ってカメラ目線になってくれることがあります。
カメラの後ろからいないいないばぁをする(生後5ヶ月頃~)
いないいないばぁを理解しはじめた赤ちゃんには、カメラの後ろからいないいないばあをしてみるのもおすすめです。
カメラの後ろにママやパパが隠れ、ぴょこっと顔を出すとニコニコで喜んでくれるかもしれません。
一人で写真を撮影するときは「ばぁ!」の瞬間に手元もブレやすくなるので気を付けましょう。
カメラをしっかりホールドして、構図が変わらないように注意しながら撮影することがポイントです。
写真がブレないカメラの構え方は、以下の記事を参考にしてみてください。
カメラの後ろからパペットをぴょこつと出す
いないいないばぁとやり方は同じです。
カメラの後ろからパペットをぴょこっと出すと、赤ちゃんは「なんか出た!」と興味を持ち喜んでくれることがあります。
片手でカメラを構えながらもう片方の手でパペットを操れば、一人で撮影することも可能です。
これはNG!カメラ目線の写真を撮るために控えるべきこと
カメラ目線の写真を撮りたくて必死になってしまうと、いつの間にかNG行動をしてしまっていることがあります。
NG行動を続けると赤ちゃんがカメラ目線になってくれないだけでなく、撮影者も疲れてしまいます。
効率よく撮影をおこなうためにも、以下に挙げる行動は控えたほうが良いでしょう。
「こっち見て」などと呼び掛け続けること
赤ちゃんは常に声をかけられ続けるとその状況に慣れてしまい、ついには振り向いてくれなくなってしまいます。
また、単調な呼びかけに「飽きた」という可能性も考えられます。
赤ちゃんが呼びかけに応じなくなってしまったり無視して遊び続けるようになってしまったりしたときは、アプローチ方法を変えてみることをおすすめします。
同じおもちゃであやし続けること
同じおもちゃであやし続けていると、呼びかけ続けたときと同じように赤ちゃんは飽きてしまいます。
他に興味を引かれたものがあればそちらに目線が行ってしまうので、あやすおもちゃをあらかじめ手元に複数用意しておくと良いでしょう。
赤ちゃんがグズり続けていても撮影を続けること
赤ちゃんがグズる理由の中には「お腹がすいた」「おむつが濡れている」「暑い(寒い)」なども含まれています。
このような理由で赤ちゃんが泣いている場合はあやしても泣き止ますことは難しいため、カメラ目線の写真を撮ることも難しくなってしまいます。
赤ちゃんがグズり続けいている場合は一旦撮影を中断し、不機嫌の原因を取り除いてあげることが近道です。
複数の人があちこちからあやすこと
周りに複数の大人がいる場合、赤ちゃんの可愛さに全員が一斉にあやし始めることがあります。
しかし複数の人からあやされると赤ちゃんはどこを見ていいか分からなくなり、カメラ目線に誘導することが難しくなってしまうのです。
目線をうまく誘導するためにも、写真撮影時に赤ちゃんをあやす大人はひとりに決めておきましょう。
まとめ
赤ちゃんをカメラ目線で撮影するには、いかに興味を引いて飽きさせないかが重要なポイントです。
ひとつの方法がハマっても、すぐに飽きてしまい他へ興味が移ってしまうなんてことはよくあること。
ここでご紹介した方法も含めて色々と組み合わせて、赤ちゃんが飽きずに楽しめる撮影を実践してみてくださいね。
撮影自体も手短に済ませるように心がけましょう。
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